人口が増えるところは、様々な需要が喚起されて供給が追い付かないことも。



ヒトが増えるということは、衣食住・インフラ・様々な公共財・諸ビジネスに活気

が出るということ。

日本で唯一人口が増加しているのは首都圏。

ヒトが集中しすぎて、公共財が追い付いていないところもたくさん。

地価も高値・生活費も高いし、実に様々なビジネスが展開されていますよね。





未曽有の少子高齢化が進む日本で人口集中が進むってことは、そうでない

地域は別の意味でスゴいことになるっていうこと。

都市圏とそうでないところとの地域格差がすごいスピードで進行しているような

感じを受けます、今の日本って。



が、人口集中している都市圏ですら年齢構成比はシニア層以上が多い。

こうした状況下でこれから日本はどこへ向かうのか。





この10年ほどは地球温暖化の影響なのか、明らかに平成前半のような平和な

四季ではないような気がしてなりません。



毎年繰り返される激甚豪雨災害のニュース。

以前は考えられなかったほどの超高気温の夏。

昔より凶暴さを増した感のある台風が次々に襲来。





20余年間も国民の可処分所得は大して上がらず、延々とGDPは低成長。

世界との差は開く一方なのに、国内ではそうした意識を持つ人は少ないような。



他の国から見える日本ってどうなんでしょうね。

外国人観光客が日本に来る理由の一つが「モノが安いから」だそう。



アジア圏の手近な海外観光地に行くと、昔は日本語看板や日本語メニュー、日本語話せる

ガイドとか・・・普通だったのに、今では皆無といっていいかも。



ファストフードやファストファッション、100均、何でもコスパコスパの大合唱。



しまいにゃ、結婚まで「コスパが〜」なんてのたまうアレな人が登場する始末。(汗)

生きるってことはプライスレスなものもいろいろ存在するんですけど・・・ね。

人の幸せはゼニカネじゃなく、誰とどのように悔いなく生きるかってことなんじゃないかな・・・と。





話が逸れました。

いつからこんな国になってしまったんだろう・・・って、ふと思います。





はっきり言うと、日本は中流国になった!

そう感じます。

外から日本を見ると、成長著しい他のアジア諸国にどんどん抜かれているのを実感します。





ほんま、増税なんてしてる場合やないで。



国と地方のムリ・ムダ・ムラを徹底改善して、思い切って選択と集中をする

方向に政策を転換しなければならない時期に来ていると感じます。



誰も走らない高規格道路つくってる場合ちゃうわ。

国民が生きるという目的にそぐわぬ、国と地方の運営に必要不可欠ではない、

なんちゃら団体なんちゃら機構・・・にカネばらまいてる場合ちゃうわ。



ムリムダムラを徹底的に省いて浮いたカネを減税と被災地支援と成長産業投資、そして海外からの投資を呼び込めるようにせなあかんレベルの国難なんとちゃうかな、今の日本って。



国民をこんなにもずーっと痛めつけて日本をどうしたいん?

政治家さんたちは。





こんなに国民が痛めつけられたら、暴動でも起きそうなもんやけど。

海外の場合はね。





ま、日本の「教育」は、黙って文句を言わずに労働して自動的に納税させられるシステムに組み込まれていくことに一切の疑問がわかないようなシステムで設計されているような感じがするから・・・ね。





だから、日本の国民はあまりにも税金や社会保険料といった重要な知識について疎すぎる。

給与天引きで勝手に税金が先に取られるシステムなので、大半の国民は給与明細の手取りしか見ない習性になるように誘導されている。



人に迷惑をかけないことを常に学校現場で指導され、全員で同じことを行うことを美徳とし、他人と違うことを避ける同調型人間を量産する教育環境下においては、大人になって大規模暴動を起こすなどということにはなりえない。



ある意味、日本が世界に誇る国民性なのだけど・・・。







おっと、またまた話が逸れました。



複雑すぎる利権がぐちゃぐちゃんに絡み合う状況下では・・・

まあ、たぶん変わらないでしょう。この国は。

黒船でも来ない限り、この国は変革しない。

それは歴史が証明していること。





借金漬けだろうが、カネが廻っているうちは危機に目を向けないもの。

企業経営だろうが、国の運営だろうが・・・ね。





外から日本を見る機会を大事にし、多様な価値観や個性を尊重するという視点を持ち、人としての幸せを国に収奪されぬよう、個人で出来ることはしていきたい。

そう思います。