学生の頃にさんざん教授陣に言われたことがいまだに頭の中に残っています。



「問題意識を持て」



国がいうことを唯々諾々と受けいれて国民が大変な目に遭ってきている例などがたくさん・・・



・原発事故のとき「直ちに影響はない」 →民間では様々な健康被害が言われているようですが、国は因果関係を認めない

・国会での嘘や隠蔽改ざんの数々 →国民はやられ放題

etc...





教育にしてもそう。

ワタシが小さい頃のお金教育といえば「貯金することがエライ!」でしたね。

出る杭打たれる的同質化教育と、知識詰込み無思考型人間量産型教育。



この程度の教育しかしてないから、日本国民の金融リテラシーは「日本円での貯金が一番」って感性しか生まれない。





国民にほどほどの幸せとほどほどの安全を与えておけば、国民は政治には口を出さず行動も行さないと政治家は思ってる。

無思考型の国民は何も行動を起こさないサイレントマジョリティとして粛々と諸税が源泉徴収され、粛々と社会保険料が徴収される。





こうした無思考型人間大量量産型の教育に疑問を持たず、有名大学入って良い会社に就職して〜!OR国の中枢で働いて〜!

って植え込まれていく。



勤勉で文句を言わない国民性の醸成という意味では世界的に稀有なんでしょう、きっと。

ある意味誇れることではあるのだけれど、それなりの身の安全とそれなりの生きていける生活を与えられた代償ってのがあるような

気がしないでもない。



国の外にいるときに日本に対して思考を巡らせてみると良くわかる。



世界は健全な経済成長で富んでいるのに、日本は20年以上豊かになった実感などない。

中位中層・比較的安全で変化のない成長のない生活がずーっと国内で繰り広げられているだけ。



いや、変化しているか。

・安いのが正義の価値観台頭

・無駄をそぎ落として効率化が正義といった価値観

・昭和のおおらかなユルさから令和の厳格化社会への変化

・どことなく心の余裕がなくなってきた日本人が増えているような・・・





世界の銀行ランキング、昔と今でどのように順位が変わってきたか。

日本以外の金融市場と、日本の金融市場。 それぞれの時価総額がどう変わってきたか。

グローバルで経済が動く現代、井の中の蛙では世界を見ることができない。



いつまでもトウダイが〜 日本で良い会社に〜 なんて言っている時代ではない。



ワタシは旧世代の教育で社会人になった世代なので、いまさらゲームチェンジ的な活動は難しいかも知れない。

人生折り返し点、いまある環境で良いパフォーマンスを出して健康で楽しく生きていくのがテーマ。



せめて子供には、いろいろな視点・いろいろな世界に触れて多種多様な視点を育んでもらいたいものと思って

我が家ではいろいろやってます。