税制改正についての意見を聞かせてね・・・という依頼が毎年この時期に来ます。
ワタシは1度だけ意見を書いたことがあります。

ニッポンって重税国家だと思いますよ、実際。
そして重保険料負担国家だとも思いますね。
厚生年金保険料が、パッパ パッパと毎年負担UP。ホントに負担UPが止まるの?


原則に基づいて理論的に正しい制度設計を何十年も怠る
その時々のニーズに合わせて切り貼り税制改正
票を取りやすくするための税制改正
サイレントマジョリティーな国民が多いことに目をつけた問答無用増税


税制改正に限らず、疑問に思うことは多い。


家屋敷課税:
自宅以外に、別の自治体に事業所があったら賃貸かどうか関わらず、その自治体に場所代払え!
→場所あるんだから、行政サービス受けているでしょ っという理屈らしい

固定資産税:
物件があるんだったら、その物件持っているくらいチカラあるんだから、その自治体に税金払え!
→その物件があるがゆえに種々の行政サービスがかかるからね っていう理屈らしい

個人の住民税:
住んでいるんだったら、その自治体に税金払え!
→住んでいるってことは、種々の行政コストがかかるでしょ っている理屈らしい

法人の住民税:
→そこで法人がなんらかの条件満たしたハコあるんだったら、その自治体に税金払え!
そこにハコあるんだったら法人はオカネ払え ってことらしい
大阪市とか名古屋市とか、「区」があるところは、その「区」ごとに応分の負担してね とも言われちゃう

法人 個人 事業税:
事業しているんだったら、その自治体に税金払え!
→事業しているってことは、その事業をしている自治体から行政サービス受けるでしょ っていう理屈らしい

事業所税:
大都市で、まあまあの規模の広さで事業している・まあまあヒト雇っているんだったら、その自治体に税金払え!
→大都市でまあまあの規模でビジネスしてるんだったら、大都市特有の行政コストが結構かかるのよ っていう理屈らしい
こちらは全部の「区」をまとめて、税金かからない最低ライン判定するから注意してね!とも。


もうね、はぁぁ?!ですよ。
法人の住民税は、「区」ごとに取るのに、事業所税は、全部の「区」をまとめて非課税ライン判定。
事業所税だって「区」ごとに判定してくれたら、それぞれの「区」での事業は小規模なんだけど・・・ね。

大阪市北区 従業員40人 床面積600u
大阪市中央区 従業員70人 床面積 700u

<法人の住民税(市民税)>
大阪市北区に法人市民税を最低○○円払ってね
大阪市中央区にも法人市民税を最低○○円払ってね
「区」ごとに課税するからね

<法人の事業所税>
大阪市内全部まとめて判断するよ。
非課税ラインは、100人 1000uだよ。
「区」ごとは小規模だけどさ、「市」全体でみたら大規模だよね。
はい、全部の区をまとめると非課税ライン超えるから事業所税○○円払ってね


ね、
違和感ありませんか?
市民税は、「区」ごとに税金。 事業所税は「市」全体で判定して税金。
仮に「区」ごとなら、事業所税だって非課税ライン。

そりゃ、事業所税は大都市特有の税金だから、大都市内所在の全部の事業所を合算して判定するのが筋っていうんだろうけどさ・・・。
んじゃ、なんで市民税は「区」ごとにカウントされちゃうのかな・・・。
市民税だって「市」全体で判断しちゃくれんもんかねぇ・・・って、納税者としてふと思う。
まぁ、政令指定市の法人市税均等割立法趣旨なんて考えたことないけどさ。

税金の種類によって「区」ごとだったり「市」全体だったりってのが、ご都合主義に感じるワケですよ。
一市民的には・・・ね。


もうね、
新名神ができる→大阪府箕面市内交通量増えて行政コスト増加する→だから箕面有料道路通行税1台50円取るよ!
っていう検討がされているニュースには驚いたね。
なんでも、理由つけて税金とるんだね・・・。

そのうち、
息したら、その自治体から税金取られそう・・・
呼吸して環境がCO2化しているから環境税!とかいってね(苦笑)






どんだけ、自治体行政コストかかってんねん!!!

って思いません。皆様。
そりゃ行政コストかかること自体はその通りだし、国民は相応の負担をすべきとも思う。

しかし法律で定まっているから -例年と同水準の税収を確保するために- 当然課税します
よっていう姿勢が、国民として気に入らぬ。
行政コスト負担のために、実にたくさんの種類の税金負担が国民にかかる。


まぁ、いい国だとは思いますけどね。日本って。
特に治安と清潔の面でね。
それなりのコストかけているからこそということもある。

でも、いらん箱モノ建設したり、仕事しない議員に政務活動費払うのはやめてほしい。
ちょっとくらい不便でもいい。デコボコ全くない超キレイな道路や、端から端まで縦横無尽な道路なんてなくてもいいじゃない。ちょっとくらい乗り心地悪くたって、機能果たしてりゃ満足さ。
ちょっとくらい暗くてもいい。そんなに超煌々と夜間照明なくても見えるって。防犯上必要なところに資源集中したほうがよっぽどいい。
世界の夜を宇宙からみた衛星写真を検索すると、日本は山間部を除いて So shiny!! ま、まぶしすぎる。
最近何かと話題のあの国は、So darK! 首都を除いて真っ暗!極端だけど。

無駄に便利すぎて重税払うくらいなら、多少不便でも困らないくらいの生活できるなら、行政コストを削減してもらいたい。便利すぎる社会は、これからの日本には不要。

ちょっとくらい市会議員減ったっていいんじゃない。そうだな・・・、定数3パーセント減くらいでさ。行政にそんなに影響しないようなヨカン。日本全体で地方議会議員3%削減すると、結構な数字になるんじゃない?!知らんけど。
地方の過疎地なら、広域で共同・包括的に議会運営してもいいんじゃない? 多少の不都合はあるんだろうけど。
そこは為政者の決断を待ちたい。現状維持だけが政策じゃないしね。

選択と集中ってのが行政コストの圧縮には大事なことじゃないかな〜って思うワケです。
もう、ガンガン成長する日本じゃないんだし、そういう時代に合わせた政策にして欲しいと切に願う。